7、卵管膨大部で受精する
ですよ
受精
はい、こちらも広辞苑見てみましょうか
雌雄の生殖細胞が合一すること
だそうです
まさにその通りで
精子という細胞と
卵子という細胞が
合わさることですよね
その受精の起こる場所が
卵管膨大部
子宮の奥の大広間です
そこであの1億の仲間を蹴落とし
走りぬいた300個の精子が
卵子という姫の誕生を
いまか いまか
と待っているのです
そして
こちらもまた
20個くらいの仲間のうち
ミスRANSOUの如く選ばれし1個が
👩
2cm大に大きくなった女王部屋から
飛び出します🚀
飛び出した卵子をタイミング良く
キャッチしてくれるのが卵管采👋
上手に卵管膨大部まで運ばれていくと
そこには殿方がお待ち
👨👨👨👨👨
さあいよいよ姫の争奪戦
姫と合体できるのは
たった1個の精子のみ
戦いの末
一番にたどり着いた精子は
頭部から酵素を噴射させ
卵子の膜を溶かします
そしていよいよ卵子の中へ…
この一番にたどり着いた精子が
卵子の中に入ると同時に
卵子の周りにはさらに強いガードが
ナンバー1以外の精子は
誰一人進入できない
システムになっています
これまたすごい現象ですよね✨
ちなみに
精子の先端にあるアクロソームから
じゅうぶんな消化酵素が出ない場合は
当然ながら卵子内に進入できません
また
卵子の周囲を覆っている透明帯が
硬すぎたりうまく機能していないと
精子が進入できないことがあります
これを受精障害といいます
これもまた検査する方法がありません😓
いやある!?
体外受精のように
体外に取り出した卵子に
精子をふり掛けて観察するという方法
受精するかどうか確認できます
簡単な方法ではありませんが…
というわけで
殿と姫の出会い
受精
についてでした
この手を握るまでに
成長して着床という旅が
まだまだ続くのでした
🚢🚢🚢
妊娠への旅も
いよいよクライマックス🗻
注)このストーリー内の数的表現はあくまでも例であり
全て同じような数ではありませんのでご了承ください